DJ C◎KE - 商 - MOLE MUSIC

DJ C◎KE - 商

LABEL - Not On Label (JAPON)
FORMAT - CD
盤質：NEW ジャケット : NEW

関西のシカゴハウスといえばこの人、ゲットーミュージックを愛するゲットーおじさんDJ C◎KEによる2nd MIX-CD。前作の「宮」の続編「商」、恐らく三部作で「和」が来るのだろうか。今回は彼の最も得意とするシカゴスタイルでのミックス。本人も語っていた通り、約半分は当店で購入してくれたゲットートラックがミックスされている。所謂シカゴのゲットースタイルのミックスでは無い事が前作に続くポイントだろう。今作はゲットーミュージックを愛するがあまり、それらをミニマル的な手法でじっくりと聴かすという事に焦点を置いている。TR等の実機はピッチダウンにも耐えうる音の強度を持っていることを理解している彼はあえて120代にまで減速。トラックがぶつかるレゾナンスも意識して、シカゴのトラックが持つ凹凸の可能性を愛でるかの如くミックス。これらの方法論は、例えれば初期RICK WADEのトラックはアーリーミックス仕様に制作されていたが、あえてそれらを長尺でディープに聴かすというデトロイトハウスの曲解が生んだ、ハウスの歴史にも類似する。シカゴのダンスマニア中期のトラックに対してこのような方法で迫るミックスCDはなかなか聴くことができなかった。つまりこのミックスではトラックそのものは非物語的の極致ともいえるゲットースタイルをレゾナンスミックスを主軸として物語的にした、ゲットーおじさんの業の深さ、ハウスとオルタナティブを思い知る事となる。「It's House」のロンハーディーエディットとされるバージョンが泣きのポイントらしく、本来これらの音楽にそのようなポイントは存在しないハズだ。しかしそのポイントを演奏で納得させるコケちゃんの業を是非とも体感してもらいたい。あっ、長くなりそうなので、このへんにしときます。「Time to Jack」、おあとがよろしいようで。Masteringはyoriさん、盤面のArtwork はJustmeet、Titleは釋隆信 a.k.a. DJ Fuji、そしてLiner NotesにPhoneheadが参加。推薦盤。(2025)

SAMPLE1

型番

COKE

販売価格

1,100円(内税)

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